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2025/11/08 20:05

自分がアートを制作するようになって気づいたのは、
アートは「理解」されなくてもいいし、「理解」できなくてもいいということ。
私は自分のアートにタイトルをつけるのがあまり好きではないということ。

たとえ私がどんなに自分の生々しい感情を込めて制作したアートであっても、
見る人によって感じ方がまるで違うこと、そしてその感想を聞かせてもらえることがたまらなく好きだからだ。

このアートは悲しさを感じる、このアートは見ていると力が湧く——
そんなふうに自由に「感じて」くれたら、
それぞれの感性で受け取ってもらえたら十分なんだ。

「藍染めに違いはあっても間違いはない」

——これは、青森県の工房で藍染体験をしたとき、講師の先生が教えてくれた言葉。
そして私は、アートもまったく同じだと思っている。

アートに違いはあっても、間違いはない。

だから、アートを見て感じることにもそれぞれの違いがあっていい。
どうか気楽に、気軽に触れて、見て、感じてほしい。
自分の中に生まれた感覚や感情を、人と比べずに大切にしてほしい。